[ ICT ]
(2017/8/9 07:00)
(ブルームバーグ)米アルファベット傘下のグーグルは、同社のダイバーシティー(多様性)政策を社内文書で批判した社員を解雇した。文書を記したエンジニアのジェームズ・ダモア氏は、電子メールで自身の解雇について認め、「ジェンダーに関する固定観念を植え付けようとしたこと」が理由だと説明した。その上で、「現在、あらゆる法的手段の可能性を模索している」と記した。
グーグルのサンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は7日、従業員宛ての文書で、ダモア氏の社内文書の一部は「ジェンダーに関する有害な固定観念を職場で助長させるという点で当社の行動規範に違反し、一線を越える」と指摘。ただダモア氏に対する処分については触れていなかった。
ダモア氏は10ページにわたる文書の中で、左派寄りの社風を醸成するグーグルは保守的な意見を検閲していると批判したほか、テクノロジー業界やリーダーシップの職務に女性が少ないのは生物学的な違いが一因だとの主張を展開した
原題: Google Firing of Diversity Memo Writer Wins Praise and Hostility(抜粋)
(2017/8/9 07:00)