[ ロボット ]
(2017/8/23 05:00)
建築研究所と芝浦工業大学、西武建設(埼玉県所沢市)、日本ツーバイフォー建築協会(東京都港区)は22日、中高層建築物の定期点検に飛行ロボット(ドローン)を応用する実証実験を茨城県つくば市の建築研で公開した。
仮設足場などの設営費が要らず、西武建設の試算では25%ほどコストを低減できる。建築研が点検手順などを整え、2019年までにドローン点検の事業環境整備を目指す方針だ。
外壁目視検査にドローンを使用した。ドローンを飛ばせば、低層建物の屋根や中高層建物の上階など、地上からの死角となる部分を撮影しやすい。壁面に対して正対して撮影できるため、画像の歪みがない。
壁面から10メートルの距離からの撮影で、幅0・2ミリメートルのクラック(ひび割れ)を明確に識別でき、0・1ミリメートルのクラックもわずかに識別できることを確認した。
(2017/8/23 05:00)
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