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[ 環境・エネルギー ]
(2017/8/28 05:00)
関西電力は、オリックス子会社のオリックス電力(東京都港区、細川展久社長)を買収する方針を固めた。買収額は170億円程度の見通し。入札に参加しており、大阪ガスなどが名乗りを上げていた。関電とオリックスは9月上旬にも正式契約を予定。マンション向けの電力一括購入サービスを手がける。
オリックス電力は首都圏を中心に約800棟(約8万戸)に電力を供給している。関電は2016年7月から首都圏で家庭向けなど低圧電力の供給を開始。オリックス電力の買収を機に、首都圏の電力顧客拡大を狙う。
オリックス電力の株主構成はオリックスが85・8%、大京は14・2%。17年3月期の売上高は約70億円。オリックスは電力小売り全面自由化で競争が激化する中、今後の業績拡大が見込めないと判断し売却を決めた。オリックス電力は会社分割して、関電が完全子会社化する。その後、電力小売事業者に移管する。オリックス電力は清算する方針。
(2017/8/28 05:00)