森永乳業、無味無臭のシールド乳酸菌−自社商品にも展開

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森永乳業は食品メーカーやコンビニエンスストア向けに販売していた独自開発の“シールド乳酸菌”を、自社飲料などに展開する。「乳酸菌と暮らそう」新ブランドとして９月４日、アイスクリーム１品、５日に生菓子１品と乳飲料２品を発売する。健康を気遣う４０―６０代男女に売り込みをかける。２０１８年３月までに合計で１５億円の売上高を目指す。

４日に発売するアイス「バニラ薫るシュガーコーン＝写真」は５個入りで消費税抜きの価格５５０円、５日発売の「くちどけなめらかプリン」は同１３０円、乳飲料「コクと香りのカフェラテ」「濃厚カカオのココア」は２４０ミリリットルカップ容器で同１７０円。それぞれ１個当たりで、シールド乳酸菌を１００億個、配合している。

シールド乳酸菌は同社が約７年かけて商品化したヒト由来の乳酸菌で、無味無臭で食品の風味に影響を与えないことや、殺菌菌体でもからだを守るシールド効果を発揮する長所を持つ。水分や熱に弱い生菌では難しかった食品への配合が可能。乳酸菌入りのみそ汁や菓子など１５０社以上に採用されているという。

この乳酸菌を、プリンなど自社商品でも展開を始め、売り上げを伸ばす。品ぞろえや風味の種類を引き続き拡大し、人々の食シーンや気分に応じて商品を選択できるようにする。