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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/8/31 05:00)
【京都】島津製作所は人工知能(AI)を活用し、がん手術中に採取した微量組織のがんの病理診断を支援する装置の開発を進め、2020年頃の製品化を目指す。現在、臨床試験実施に向け準備を進めている段階で、早ければ今年中の開始を目指す。現状では採取した組織切片を、病理医が診断するのに30分程度かかっているが、同装置では3分程度で判定し、病理医を支援する。
島津製作所が開発を進めているのは、がん組織とその周辺の組織を針状の道具で採取し、質量分析装置で分析するがん迅速病理診断装置。がんと、がんでない部分の質量分析のデータを活用し、AIで判定する仕組み。
同装置は臨床試験を経て、医薬品医療機器等法(薬機法)の承認がいるため、製品化は20年頃になる見通し。がんの迅速病理診断装置は、まず臨床試験で肝細胞がんでの迅速診断支援装置として医療機器承認を得る。その後、肺がん、乳がんなどへと適応範囲を拡大する計画だ...
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(2017/8/31 05:00)
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