九州北部豪雨、生産活動の被害額が191億円 九経調が推計

• 

  （福岡県東峰村、時事）

【福岡】九州経済調査協会（福岡市中央区）は、７月の九州北部豪雨による生産活動の被害額が約１９１億円になるとの調査をまとめた。被害発生から３カ月間影響が続くと想定して推計した観光消費の減少額は約６６億円、延べ宿泊客は約１７万人・泊減としている。

生産活動への影響については福岡県、大分県で農林水産関連は約１６０億円、商工業関連を約３１億円と推計。農地など生産基盤や生産設備、営業用設備などの毀損（きそん）などの影響を算出した。

観光への影響は福岡県朝倉市など４市町村とＪＲ久大本線沿線自治体を対象に、旅館、ホテルへの宿泊費や交通費、物産の購入費などから推計した。