[ 金融・商況 ]
(2017/9/5 05:00)
【北京=時事】中国パソコン最大手、聯想集団(レノボ・グループ)の親会社、聯想控股(レジェンド・ホールディングス)は1日、欧州の老舗金融機関であるルクセンブルク国際銀行(BIL)の買収で合意したと発表した。経営多角化の一環だが、中国政府が進めるシルクロード経済圏構想「一帯一路」に呼応する狙いもあるとみられる。
レジェンドは子会社を通じ、カタール系の投資会社からBILの株式約90%を15億ユーロ(約2000億円)で取得する。「経営陣の交代を行う予定はない」と説明している。買収は欧州中央銀行(ECB)などの承認を得る必要がある。
BILは1856年創業。従業員数2000人以上で、ルクセンブルクのほかスイス、デンマーク、中東などに拠点を置く。今後、人民元ビジネスを取り扱ったり、一帯一路関連プロジェクトに対して資金支援を行ったりする可能性がある。
(2017/9/5 05:00)
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