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[ 科学技術・大学 ]
(2017/9/6 05:00)
基礎生物学研究所季節生物学研究部門の新村毅特任助教らは、メダカの色覚が季節ごとに変化することを発見した。冬の条件下と夏の条件下で飼育したメダカの行動を比べたところ、繁殖期に濃くなるオレンジや赤などの体色への反応が異なった。人間の色覚が季節によって変化するとの報告もあり、動物共通の仕組みの可能性もある。
コンピューターグラフィックスで作成したリアルな「バーチャル・メダカ」をディスプレーに映し出し、冬のメダカと夏のメダカの反応の違いを探った。
白黒のバーチャル・メダカには共に弱い反応だったが、繁殖期を指すオレンジ色のバーチャル・メダカに対しては、夏のメダカが強く反応し、冬のメダカは反応しなかった。
遺伝子発現の変化を見ると、視覚をつかさどるオプシンや情報伝達経路の遺伝子の発現が冬は低下し、夏は上昇した。上昇には夏の水温上昇が重要だと見られる。
研究成果は...
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(2017/9/6 05:00)
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