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[ エレクトロニクス ]
(2017/9/9 05:00)
【宮崎】キヤノンは8日、宮崎県高鍋町にデジタルカメラの新工場を建設すると発表した。一眼レフ、ミラーレスカメラの生産拠点で、投資額は約230億円。2019年8月の操業開始を予定している。既存工場で開発した自動機や省力化機器を導入して、生産効率の高い工場を目指す。同日、宮崎県庁で立地調印式を行った。
同社のデジタルカメラの拠点としては08年の長崎キヤノン(長崎県波佐見町)以来の新工場となる。約27万平方メートルの敷地に延べ床面積約5万4900平方メートルの工場を新設する。操業後の年間生産高は「1200億-1300億円規模になる」(御手洗冨士夫キヤノン会長兼最高経営責任者<CEO>)としている。
同じ宮崎県内には木城町にデジタルカメラを製造する宮崎キヤノン(同町)が操業している。生産能力拡大のため、工場の新設を決めた。現工場の従業員約960人が新工場でも引き続き勤務する見込みだが、「操業から3-5年年後には1500人規模にしたい」(同)としている。
(2017/9/9 05:00)