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[ 科学技術・大学 ]
(2017/9/11 21:30)
110億光年先の巨大銀河を観測
巨大な楕円(だえん)形の銀河は、円盤形の銀河同士が合体するほか、中心部で恒星が爆発的に誕生することによっても形成される可能性が高いと、国立天文台と東北大、ドイツ・マックスプランク研究所の研究チームが11日発表した。
宇宙が約138億年前に誕生した後、110億年前から100億年前に多くの銀河を構成する星々ができた。研究チームは110億光年先の円盤形の銀河について、日米欧などが南米チリで運用する高性能なアルマ電波望遠鏡で観測した。
その結果、中心部に恒星の材料となるガスやちりが密集しており、恒星が爆発的に誕生していると推定された。このペースで恒星の誕生が続くと、銀河全体の形が円盤形から楕円形に変わると考えられるという。(時事)
(2017/9/11 21:30)