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(2017/9/12 05:00)
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■解説:トヨタ、米子会社のAI人材 1.5倍に拡大(9/6)
人工知能(AI)開発で先行する国は米国と中国と言われる。そのため、中国政府の検閲が原因で中国事業から撤退したグーグルでさえ、中国で人材を雇い入れAI研究を強化している。これら2カ国のほかに、ディープラーニング(深層学習)研究の先駆けで「AI立国」を掲げるカナダも注目株。グーグルがモントリオールとトロントに研究拠点を設け、「アルファ碁」のディープマインドも7月にアルバータ大学に拠点を設置した。
ビッグネーム同士の提携も相次ぐ。先週7日にはIBMとマサチューセッツ工科大学(MIT)が共同でAI研究所を設置すると発表した。将来のビジネスや社会変革でカギを握るAIをめぐり、もはや総力戦の様相を呈してきている。
トヨタが米国に研究開発子会社を設けたのも、国内では世界トップレベルのAI研究者を集められないからに他ならない。今どき「日本の日本人による…」や「日の丸AI」ではないが、一国だけで立ち向かっていこうとしたら将来が危うい。若手の育成はもちろんだが、トヨタのように世界に打って出るか、あるいは世界から優秀な人材を日本に呼び込む仕掛けが必要だ。
(2017/9/12 05:00)