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(2017/9/19 05:00)
日刊工業新聞社が20日に発売する「工場管理」10月号では「検証 事故はなぜ起こったか〜労働災害から社員を守る安全対策〜」を特集する。労働災害事例から事故の背景や要因を検証し、安全対策のあり方を見直す。
労働災害は減少傾向にあるが、設備による挟まれ・巻き込まれなどの災害や死亡事故が発生している。特集では、森井労働法務事務所の森井博子所長がプレス加工や食品製造現場での事例をもとに原因を検証し、再発防止策を提示。「安全教育の徹底と作業の基本遵守が重要」と強調する。
事例では、過去に起きた労働災害を教訓として業務の安全を維持する活動に注力する企業を取り上げる。自動車部品製造のハマプロト(愛知県みよし市)は製品運搬中の作業者の怪我をきっかけに、安全優先の現場づくりに取り組んだ。小集団活動で安全改善事例提案を継続する。
クボタ宇都宮工場は危険体感訓練をはじめとした安全教育を実施。こうした活動により、年間10件程度あった災害が、2008年以降、発生していない。各社の事例から安全がもたらす価値を見いだす。
(2017/9/19 05:00)