[ ICT ]
(2017/9/21 10:00)
(ブルームバーグ)米アルファベット傘下のグーグルは台湾のスマートフォンメーカー、宏達国際電子(HTC)の資産買収で合意する可能性が高い。事情に詳しい関係者が明らかにした。グーグルは着手したばかりのハードウエア事業を強化する狙い。
グーグルは製造事業を直接抱えることで、自社ブランドの新型スマホ「ピクセル」やその他機器の生産の管理を強めることができるようになる。ハードウエアは急速にグーグルの戦略的な柱になりつつある。音声アシスタントなど重要なソフトウエアの利用拡大や、主な収益源である広告事業でのコスト削減、アップルとの競争で優位に立つことなどがその戦略の目的だ。
HTCは21日に社員とのタウンホールミーティングを開く。テクノロジーリポーターのエバン・ブラス氏が内部向けの招待状のコピーを基に報じた。台湾証券取引所は重要なニュースを控えている可能性があるとして、21日をもってHTC株の売買を一時停止すると発表した。
グーグルはコメントを控えた。HTCとは連絡がつかなかった。
原題: Google Is Close to Buying HTC Assets to Bolster Hardware (1)(抜粋)
(2017/9/21 10:00)