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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/10/27 05:00)
独ボッシュで自動車部門を統括するロルフ・ブーランダー取締役(写真)は26日、日刊工業新聞社の取材で車載用リチウムイオン電池のセルを内製する検討に入ったことを明らかにした。基幹部品である電池のコスト競争力を高めて電動車向けの事業を拡大するのが狙い。
ボッシュは現状リチウムイオン電池は他社から調達したセルを組み立て完成車メーカーに供給。ブーランダー取締役は内製化により「電池のエネルギー密度は2倍に、コストは半分以下になる」見通しを示した。ただ、先行する車載電池メーカーとの競争が激しいため「量産の可否は慎重に見極める。2018年初頭に結論を出したい」とした。
また電動車の性能を大幅に高める次世代電池として注目されている全固体電池の試作を開発したことも明らかにした。ボッシュは米ベンチャーを買収し開発を進めていた。量産の可否は市場や今後の開発の進展をみて判断する。
電動車を巡っては独フォルクスワーゲンなど主要取引先が相次いで開発を強化している。ブーランダー取締役は「小型から大型車まで多様な車種に適応できるパワートレインを供給できる強みがある」とし、電動車向けの研究開発には毎年4億ユーロ(約537億円)を投資する考えを示した。
(2017/10/27 05:00)
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