[ ロボット ]
(2017/11/2 05:00)
ソニーは1日、犬型のコミュニケーションロボット「aibo(アイボ)」を2018年1月11日に発売すると発表した。家庭用ロボットは06年に販売を終えた「AIBO」から12年ぶりの再参入で、価格は19万8000円(消費税抜き)。人工知能(AI)やセンサー、独自の駆動装置など最新技術を駆使して、豊かな動きで感情を示す。先代とは異なり、アイボが能動的に利用者に働きかける。
同日会見した平井一夫社長は「アイボは利用者と共に成長する。かけがえのない物語を紡いでほしい」と語った。アイボはクラウドコンピューティングを活用するため、利用には本体購入と月額2980円からのアイボベーシックプランへの加入が必要となる。また、スマートフォンのアプリケーションと連動し、アプリ内の仮想のアイボと遊ぶと、実物のアイボも成長する。
先代に比べ、自らが持ち主に鳴き声や動きで働きかける点や、動きの豊かさ、位置情報把握機能などが進化した。日本語の会話はしないが音声は認識する。今後は知育や高齢者ケアなどで他社との連携も模索する。
先代アイボは99―06年で累計で15万台以上を販売した。今回は販売目標は設定しないが「先代より売りたい」(川西泉執行役員ビジネスエグゼクティブAIロボティクスビジネスグループ長)としている。
(2017/11/2 05:00)