[ 政治・経済 ]
(2017/11/29 05:00)
【ソウル=時事】韓国軍合同参謀本部は29日、北朝鮮が同日未明、中部の平城付近から東側に向け、弾道ミサイル1発を発射したと発表した。米韓当局がミサイルの種類を分析中という。日本の海上保安庁によると、北朝鮮から発射されたミサイルは、日本海の排他的経済水域(EEZ)内に着水の可能性がある。
これに関し米国防総省は、北朝鮮が発射したミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を探知したと明らかにした。発射時間は米東部時間の28日午後1時半(日本時間29日午前3時半)ごろ。
北朝鮮のミサイル発射は9月15日、中距離弾道ミサイル「火星12」が平壌から発射され、日本上空を越えて太平洋に落下して以来。2カ月以上自制していた挑発行為を再開させたことで、国際社会が北朝鮮の核・ミサイル開発放棄に向けた圧力をさらに強めるのは必至で、緊張が高まるのは避けられない。
(2017/11/29 05:00)