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[ 科学技術・大学 ]
(2017/11/30 05:00)
内閣府や情報通信研究機構(NICT)などは29日、ゲリラ豪雨を予測する最新型気象レーダー「マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ(MP―PAWR)」を開発し、埼玉大学(さいたま市桜区)に設置したと発表した。性能評価を行い無線局免許の取得後、2018年夏に、ゲリラ豪雨・強風に関する実証実験を行う。
MP―PAWRの開発は、内閣府の府省連携プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一つ。NICTのほか首都大学東京、東芝インフラシステムズなどが参画する研究グループが取り組んできた。
MP―PAWRは雨粒や氷、雪などの種類と大きさを把握できる降水観測精度の高いレーダーと、30秒で積乱雲の立体形状を把握する高速立体観測が可能なレーダーの機能を組み合わせた世界初のレーダー。既存レーダーの最大10倍の速度、2倍以上の密度で気象状況を観測でき、20―30分前に高精度なゲリラ豪雨や竜巻の予測が可能になる。
来夏の実証実験は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の協力を得て、競技場施設を対象に実施する予定。予測結果を東京五輪の運営判断や来場者の安全確保に活用できるようにする。
(2017/11/30 05:00)
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