[ 医療・健康・食品 ]

プラズマ乳酸菌でインフル感染防御 キリンが確認

(2017/12/5 05:00)

キリン(東京都中野区、磯崎功典社長、03・6837・7001)は4日、製法特許を持つ「プラズマ乳酸菌」で、インフルエンザウイルスに対する感染防御メカニズムをヒトへの試験で確認したと発表した。グループ社員100人を2グループに分け、プラズマ乳酸菌が免疫統括細胞を活性化させ(写真)、抗ウイルス因子を増やす効果を確かめた。同社は「ロタウイルスやノロウイルスなど他のウイルスでも同様の効果がある」とし、飲料や食品などに展開を急ぐ。

キリンはプラズマ乳酸菌を活用した飲料・食品を「iMUSE(イミューズ)」の共通ブランドで展開している。プラズマ乳酸菌の特徴は人体の免疫細胞を統括する樹状細胞に直接、作用し活性化させることと、生きた状態でなくても効果を発揮できる点。「A型とB型などでインフルエンザウイルスの種類が異なっても効果を発揮できる」(同社)とする。

ヒトでの試験ではプラズマ乳酸菌を1000万個含む飲料を2カ月飲んでもらい、免疫力向上の効果を確かめた。「2週間以上、続けて同量を摂取すれば同じ効果が得られる」(同)。グループの小岩井乳業のヨーグルト工場がある岩手県雫石町の小中学生にヨーグルトを続けて飲んだ実験でも、欠席児童数が減る効果も確認済み。

(2017/12/5 05:00)

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