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[ 環境・エネルギー ]
(2017/12/14 05:00)
広島高裁が13日、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、運転を禁じる仮処分を決定したことで、電力業界に激震が走っている。2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故以降、ようやく再稼働の動きが強まってきた原発ながら、今回の高裁決定に電力業界は「再稼働の機運に水を差しかねない」(地方電力幹部)と危機感を募らせる。料金引き上げなど産業界にも多大な影響を与えそうだ。
四電は原田雅仁常務が会見し、「正直驚き、今でも信じられない」と述べ、異議申し立てする考えを表明した。また運転を停止した場合、燃料コストが1カ月当たり35億円程度増加すると試算。「大きな影響を与える」(原田常務)とした一方、現時点では「料金引き上げはしない」(同)と述べた。
高裁が原発の運転停止を決定したのは初めて。それだけに、電力業界が受けた衝撃は計り知れない。今後、同様の決定が他の原発に広がる懸念もあり、「原発に...
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(2017/12/14 05:00)
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