[ ICT ]
(2017/12/14 05:00)
(ブルームバーグ)米アップルは、通信システムやレーザー技術を手掛ける米フィニサーに3億9000万ドル(約440億円)投資する。フィニサーのレーザー技術は、「iPhoneX(アイフォーン・テン)」での顔認識など最新機能で極めて重要な役割を果たしている。
アップルの13日発表によると、フィニサーへの投資は今年に入り発表した10億ドルの米製造業支援ファンドから行う。アップルは、米国製造業における新たな雇用創出を目指して同ファンドを創設した。フィニサーはアップルから得た資金をテキサス州シャーマンの工場の稼働再開費に充て、同工場で500人を雇用する。
顔の動きや表情の絵文字への反映といったアップルの新たな顔認識機能の多くでは、動きを追跡するレーザーが必要となる。またこの技術は、拡張現実(AR)分野の拡充に向けたアップルの取り組みの一環でもある。
(2017/12/14 05:00)