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[ 科学技術・大学 ]
(2017/12/20 05:00)
名古屋大学工学研究科の新井史人教授、室崎裕一特任助教らは、目薬一滴から人の体重まで幅広い範囲で重さを計測できる小型荷重センサーを開発した。単結晶のみで水晶振動子を作ることで実現した。どこにでも装着でき、重さや硬さや圧力、気圧など多彩な計測が可能。ロボットをはじめあらゆる物に搭載し、常に計測できる。企業と連携を図り、2018年の実用化を目指す。
センサーの主要部である素子の大きさは2ミリメートル角。最小が分解能0・4ミリニュートンで重さ約0・04グラムを計測でき、最大が分解能600ニュートンで重さ61・18キログラムを計測できる。一般的な加重センサーと比べ1000倍の計測幅を持つ。理論的には、ネズミの体重である約30グラムと電車1両の約30トンを同じセンサーで同時に計測できる。
振動子を支える部分を水晶単結晶にしたほか、軸を合わせる部分の構造を工夫して温度変化の影響を抑えた。1度Cの温度...
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(2017/12/20 05:00)
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