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[ エレクトロニクス ]
(2018/1/5 19:30)
【シリコンバレー時事】2017年の半導体市場の世界シェアで、前年2位だった韓国サムスン電子が米インテルを抜き首位に立ったことが4日、米調査会社ガートナーによる売り上げの推計で明らかになった。トップの交代は25年ぶり。
サムスンは、主力のメモリー需要の高まりに加え、供給不足による価格上昇で売り上げが前年に比べ5割以上増加。シェアは14.6%とインテル(13.8%)を逆転した。ただ、ガートナーは、中国勢の増産によって価格は今後落ち着くと指摘。「サムスンは増収分の多くを失う」との見方を示した。
半導体業界では、17年に6位だった米ブロードコムが5位の米クアルコムに買収を提案するなど規模の拡大を目指す動きが活発化。クアルコムは拒否する姿勢を示しているが、実現すれば3位に浮上することになり、勢力図は今後も激しく塗り替わりそうだ。
(2018/1/5 19:30)