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[ 建設・住宅・生活 ]
(2018/1/17 05:00)
五洋建設は16日、桟橋下面の劣化状況を無人で調査して、診断できるシステムを開発したと発表した。無線操縦で無人小型ボート(写真)を桟橋下面に航行させ、カメラで劣化状況を撮影。画像を3次元(3D)化し、劣化度を自動診断できる。
従来の目視に比べて約2・5倍の速さで現地調査できる。顧客に桟橋の効率的な維持・管理を提案する。
無人小型ボート「無線式LANボート(仮称)」は、長さ2・2×幅1・1×高さ0・65メートル。波の揺れがあってもカメラ撮影できるように動揺抑制装置を搭載した。撮影画像を伝送できる。
画像から3Dモデルを作製。専用ソフトウエアを用いて、コンクリートのひび割れ密度や剥落面積の有無、鉄筋の露出面積の割合などを判定し、劣化度を診断する。
3Dモデル化により、劣化位置を特定でき、経年変化を容易に比較できる。システムのコストは有人調査と同等程度。
(2018/1/17 05:00)