世界の車メーカー、ＥＶ投資総額900億ドル 大半は中国向け−ロイター分析

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  （ブルームバーグ）

【デトロイト＝ロイターＥＳ・時事】世界の自動車メーカーがこれまでに表明した電気自動車（ＥＶ）やバッテリーへの投資が合計９００億ドルに達し、なお拡大していることが、ロイターの分析から明らかになった。

ＥＶ分野は、年間９０００万台の自動車販売のうち、１％未満。ＥＶのトップメーカー、米テスラの２０１７年の販売台数は３モデル合計で１０万台強だった。

世界の主要自動車メーカーは今後５年間で、ＥＶとハイブリッド車で多数の新モデルを発表する予定で、その多くが中国向けという。

米自動車小売りチェーン最大手オートネーションのジャクソン最高経営責任者（ＣＥＯ）は、ＥＶは３０年までに米国における新車販売の１５―２０％を占める可能性があると述べた。

これまでに自動車各社が発表したＥＶへの投資額は、少なくとも米国で１９０億ドル、中国で２１０億ドル、ドイツで５２０億ドル。

ただ、米独の自動車メーカーの幹部は、当地で開催中の北米国際自動車ショーでのインタビューで、投資の大部分が中国向けと説明した。中国政府は１９年から自動車メーカーに生産・販売する新車の一定割合をＥＶなどの新エネルギー車（ＮＥＶ）にすることを義務付ける。