[ 金融・商況 ]
(2018/1/21 09:00)
仮想通貨に対して強気スタンスのトーマス・リー氏は、最近のビットコイン価格の下落にも動じていない。同氏はビットコイン市場の価値が今年ほぼ倍増し、1兆2000億ドル(約133兆3000億円)を超えるとみている。
ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズでリサーチ責任者を務めるリー氏は、ビットコイン価格が2022年までに12万5000ドルに上昇すると予想。同氏は昨年10月、22年までに2万5000ドルに達する可能性があるとの見方を示したが、これを400%上回る水準だ。 18日のビットコイン価格は約1万1750ドルだった。
ただ、ビットコインには今年、越えなければならないハードルが幾つかある。リー氏はリポートで、「リターンは良好だろうが、17年を下回るだろう」と予想した上で、「ビットコイン価格は9000ドルが大底になるとみており、この近辺でわれわれは積極的な買い手になる」と記した。
この他、仮想通貨市場に関するリー氏の見通しは以下の通り。
・18年末までにイーサリアム価格は1900ドルに上昇
・イーサリアムクラシック価格は60ドルに上昇
・NEO(ネオ)価格は225ドルに上昇する見通し
・18年は大型の仮想通貨の占有率が高まるだろうが、投資家は代替の仮想通貨に資金をうまく循環させるだろう
・18年は機関投資家から仮想通貨への資金流入が増える(ブルームバーグ)
(2018/1/21 09:00)