[ 機械 ]

坂本製作所、切削加工エリアを無人化した24時間稼働の新工場

(2018/2/19 05:00)

【東大阪】坂本製作所(大阪府八尾市、坂本武志社長、072・920・3500)は、3月をめどに切削加工エリアを無人化した24時間稼働の新工場(写真)を設ける。約200メートル離れた本社工場で稼働状況を遠隔監視し、朝と夕方に加工対象物(ワーク)の補給に出向く。同社は需要が旺盛な半導体製造装置向け切削加工部品を手がける。切削の無人化と遠隔監視といった手法を組み合わせ、効率的な増産体制を整える。

24時間稼働が可能な地域に、延べ床面積が約300平方メートルの貸し工場を確保して地盤工事に着手した。新工場稼働に備えて2017年に本社工場へ導入した複数の工作機械を含め、約3分の1の機械を新工場へ移設し24時間稼働の高効率ラインとする。総投資額は約1億3000万円。

坂本製作所は半導体製造装置の流量計測・制御装置(マスフローコントローラー)部品などを得意とする。一つの部品に長い加工時間を要する精密加工のため、新工場では朝と夕にパレットチェンジャーへワークを補給すれば24時間稼働が可能。出荷エリアなどの一部に人員が常駐するものの、加工は無人とする。

(2018/2/19 05:00)

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