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[ 科学技術・大学 ]
(2018/2/28 05:00)
産業技術総合研究所は、建物などに映像を投影する「プロジェクションマッピング」を使う「日本列島の立体地質図=写真」を、同研究所内の地質標本館(茨城県つくば市)で3月1日から一般公開する。長さ9メートルの大型立体地形模型で、地質図の上に道路や鉄道、物流拠点の分布などを映像によって重ねて表示でき、地質と社会のつながりを視覚的に理解できる。
地質図、地形図、衛星画像の3種に、活火山、河川、交通網など来館者が見たい情報を選び、投影できる。今後、利用者のニーズを聞き、投影画像の種類を増やしていく。氷河期の海岸線など、時代をさかのぼって推移を見ることもできる。
産総研発ベンチャーの地球科学可視化技術研究所(つくば市)が製作した。3Dプロッターで削り出した縮尺34万分の1の精密立体模型に、歪(ゆが)みや影などができないよう制御した5台のプロジェクターで地質などの画像を立体投影する。
地質標本館の藤原治館長は、「都市計画や企業の防災計画立案などにも活用してほしい。地質情報の使い方に新しいひらめきを提供できれば」と話した。
(2018/2/28 05:00)
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