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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/2/27 17:30)
米コムキャストは27日、英スカイに1株当たり12.50ポンドでの買収案を提示したと発表した。ルパート・マードック氏率いる21世紀フォックスやフォックスの資産を取得する米ウォルト・ディズニーに対抗することになる。
発表資料によると、コムキャストの提案はフォックスが提示したスカイ買収条件である1株10.75ポンドを約16%上回る。スカイの株式価値を約221億ポンド(約3兆3000億円)と評価している。
ディズニーは約2カ月前、スカイ株を含めフォックスが保有する映画・テレビ資産の大半を買収することで合意。フォックスはスカイ株の未保有分61%の取得で英規制当局と株主の承認を得ようと取り組んでおり、取得完了後に事業をディズニーに売却する可能性があった。
センコス・セキュリティーズのメディア担当アナリスト、アレックス・デフロート氏は「新たなアプローチを市場が期待していた」と述べ、コムキャストの買収案にはフォックスの提示額に対し「魅力的なプレミアム」があると指摘した。
27日の英株式市場でスカイ株は約19%上昇と、双方の買収提示額を上回る株価水準となっている。(ブルームバーグ)
(2018/2/27 17:30)