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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/3/7 05:00)
トヨタ自動車は5日(現地時間)、欧州でディーゼルエンジンを搭載する乗用車の販売を終えると発表した。2018年に発売する新型車からディーゼル車の設定をなくす。商用車には引き続きディーゼル車を設定する。欧州では15年以降に欧州メーカーで排ガス試験不正問題が相次ぎ表面化し、市場ニーズが電動車に移っている。今後はハイブリッド車(HV)を中心とする販売にシフトする。
スイスで6日に始まるジュネーブモーターショーを前に現地で発表した。トヨタの欧州販売に占めるディーゼル車の比率は17年に13・1%と、12年の30・2%から急減。乗用車に限れば17年は10%以下に落ち込んでいる。
一方で欧州のHV比率は17年に41%と前年から9ポイント増え、日本などと同水準に達した。特に小型スポーツ多目的車(SUV)「C―HR」では販売の78%をHVが占めており、HVに販売の重点を置くことで欧州でのシェア拡大を目指す。
6日に発表する小型車「オーリス」ではディーゼルエンジンの設定をなくし、排気量1・2リットルの直噴ガソリンエンジンと、同1・8リットル、同2リットルのガソリンハイブリッドモデルの計3種類を用意する。トヨタモーターヨーロッパのヨハン・ファンゼイル社長は「HVのラインアップ拡大は乗用車の顧客ニーズに対する自然な反応だ」とコメントした。
商用車と位置付けるハイラックス、プロエース、ランドクルーザーには、引き続きディーゼルエンジンを設定する。
(2018/3/7 05:00)
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