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[ 科学技術・大学 ]
(2018/3/15 05:00)
東京大学と国立極地研究所の研究グループは、夏季の北極海で海氷の減少に伴って、波の高さや風速が長期的に上昇しているとする調査結果をまとめた。北極海で波浪観測を実施し、波高の長期変化を分析した。今回の知見は、北極航路での船舶の安全航行に向けた波浪推定などに役立てられる。
夏季の北極海は、この数十年で海氷が急減し、海氷のない「開放水面」が拡大。これにより北極航路の利用が進む。一方で、航行の支障となる波浪の増大が指摘されていた。
研究グループは2016年9―11月に、漂流型波浪観測ブイ2基で、日本初の北極海での波浪観測を実施。この観測データと、ヨーロッパ中期予報センターが持つ過去38年間の波浪再解析データを比較し、精度を確認。その上で、この波浪再解析データを使い、北極航路で使われる海域における8―10月の波高の最大値を解析した。
その結果、38年間で波高は上昇傾向にあり、10月の波高最大値の...
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(2018/3/15 05:00)
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