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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/3/22 13:00)
米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株主は、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に26億ドル(約2800億円)相当のストックオプションを与える取締役会の提案を承認したもようだ。同社が今後10年間に成長軌道を維持した場合に、マスク氏が多額の富を得る道がこれで開かれた。
21日に米カリフォルニア州フリーモントで開催された臨時会合での投票で、CEO報酬制度を支持した株主の持ち株が全体の過半数に相当したと、投票結果を知る関係者が明らかにした。テスラはこれまでにマスクCEOと、同社取締役を務めるマスク氏の弟キンバル・マスク氏は投票に参加しないと述べている。
この報酬は一連の意欲的な財務目標の達成を条件としており、大株主の一部はマスクCEOに事業推進を促すとして称賛したが、議決権行使助言会社2社などはコストがかかり過ぎると批判していた。
テスラ株を保有するガーバー・カワサキ・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメントのロス・ガーバー最高経営責任者(CEO)は、「テスラとイーロン・マスク氏を信じていなければ、テスラの株主ではいられない」と話した。
21日の米市場でテスラ株は上昇し、一時は3.8%高の322.44ドルを付けた。テスラ広報はコメントの要請に応じていない。(ブルームバーグ)
(2018/3/22 13:00)