[ 機械 ]
(2018/3/28 05:00)
日立建機は四つのクローラー(無限軌道)で走行する双腕型建設機械のコンセプト機(概念機、写真)を開発した。各クローラーが独立して可動するため、傾斜地や不整地でも安定して作業できるのが特徴。油圧ショベルに採用している二つのクローラーでは、傾斜地などで本体を水平に保つことが難しかった。建設機械の将来像を示す機種として展示会に出展する。
建設現場をはじめ建物の解体や林業、産業廃棄物の処理など、建機の作業領域が拡大していることを踏まえて開発。作業機(アタッチメント)やアームにはアルミ合金を採用して軽量化している。アームなどの構造物は耐久性を高めるために重量が増える傾向のため、作業性や安定性、燃費の改善などが課題になっているという。
(2018/3/28 05:00)