[ オピニオン ]
(2018/3/29 05:00)
球春到来。あすはプロ野球の開幕だ。贔屓チームの勝敗はもちろんのこと、大型ルーキーの清宮幸太郎選手の活躍や、松坂大輔選手の復活への期待が膨らむ。
ちなみに米メジャーリーグも29日(日本時間30日)の開幕。こちらの注目は二刀流の大谷翔平選手だ。並み居る強打者を手玉にとりつつ、豪腕投手を打ち砕く―そんな場面をぜひとも見せてほしい。
しかし米球界でもっとも気になるのは、6年ぶりにマリナーズに復帰したイチロー選手だろう。開幕先発メンバーに名を連ねると、日本人選手としては過去最年長になる。現在44歳だが、最低50歳まで現役を続けたいという。
相変わらず身体は引き締まり、スピードも衰えを見せないだけに、まんざら不可能とも思えない。日本球界に復帰した42歳の上原浩治選手も、渡米前のスリムな印象を失っていない。昭和の名選手の晩年は、もっと腹の出た人が多かった気がするのだが。
かつて30代後半で活躍すれば「中年の星」ともてはやしたものだが、40代で活躍する選手も珍しくなくなった。昔は55歳が定年だったビジネスマンも、人生100年時代の折り返し点は50歳だ。キャンプでちゃんと鍛え直しておかないと長持ちしないぞと、自戒を込めて。
(2018/3/29 05:00)