[ 地域経済 ]
(2018/4/3 14:00)
2016年4月の熊本地震で損壊し、復旧工事が続いている熊本城で3日、大天守に屋根瓦を設置するため最上部を覆っていた仮設屋根の解体工事が行われた。縦15メートル、横16メートル、重さ約8トンの白いポリエチレン製の屋根を2分割してクレーンで撤去した。熊本市は6日にも、新しいしゃちほこの設置を始める予定。
天守閣は大小二つの天守がつながった構造で、1960年に再建された。地震でほとんどの屋根瓦が落ち、大天守のしゃちほこが2本とも落下するなどの被害を受けた。
昨年4月から復旧工事が本格的に始まり、工事用の足場で囲われている。同11月から約7200枚の屋根瓦を設置する作業が始まり、湿気に弱いしっくいを雨などから守るため、仮設屋根で覆っていた。(時事)
(2018/4/3 14:00)