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[ 環境・エネルギー ]
(2018/4/18 21:30)
新潟県の米山隆一知事(50)は18日、女性問題で県政を混乱させた責任を取り、県議会議長に辞職願を提出した。県議会は近く同意する。米山氏は県庁で臨時記者会見を開き、「県民の信頼を裏切り、心よりおわびしたい」と陳謝した。
米山氏は東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)の再稼働に慎重姿勢を示しており、再稼働の論議に大きな影響を与えそうだ。会見で「原発の安全性に正面から取り組むことを課題としたが、使命を果たすことができなかった。つらい気持ちだ」と述べた。
公選法の規定では、辞職の申し出を受けた議長が県選挙管理委員会に通知した翌日から50日以内に知事選が行われる。現段階では5月24日告示、6月10日投開票の日程が有力視されている。
米山氏の女性問題は19日発売の週刊文春に掲載される予定。文春の記事によると、知事就任前から出会い系サイトで知り合った女子大学生と交際し、金銭を払っていたとされる。米山氏は会見で事実を認め、知事就任後も女性との関係を約2カ月間続けていたことを明らかにした。「好かれるためにやっていたが、買春と誤解を受ける認識はあった」と話した。
「公職に就く者としての自覚が足りなかった」と反省の弁を述べ、他にもサイトを通じて知り合った複数の女性と、3~4年前から金銭の授受を伴う交際があったと説明した。
米山氏は2016年10月の知事選で共産、自由、社民各党の推薦を受けて初当選した。(時事)
(2018/4/18 21:30)