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[ 医療・健康・食品 ]
(2018/5/9 05:00)
武田薬品工業は8日、アイルランド製薬大手シャイアーを完全子会社化するための買収手続きを開始することで同社と合意した。買収額は約460億ポンド(約6兆8000億円)。買収資金として約308億ドル(約3兆3600億円)を金融機関から借り入れる。買収日程の詳細は2018年末までに決める。買収が完了すれば日本企業による海外企業の買収案件では過去最高額となり、武田は世界の製薬業界で上位10社内に入る見通しだ。
武田薬品は重点分野とみなす消化器および中枢神経系疾患領域を強化する狙い。シャイアーが得意としてきた希少疾患分野でも業界での主導的地位を確保できると見込む。また、高分子医薬品を含む多様なモダリティ(創薬手法)の開発品を取得し、中期的な収益源を確保する。
武田薬品は買収資金調達のため、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、JPモルガン・チェース銀行の3行とブリッジローン契約を結んだ。総借入限度額は30...
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(2018/5/9 05:00)
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