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【電子版】「新幹線は札幌開業で大幅改善」JR北海道・島田社長、営業赤字100億円で

(2018/5/17 13:30)

  • JR北海道の島田修社長は札幌延伸までは厳しい収支が続くという認識を示した

 JR北海道の島田修社長は16日の定例記者会見で、10日発表した2018年3月期決算で北海道新幹線の営業赤字が約100億円に上ることについて「(30年度末の)札幌開業を果たせば、収支は大幅に改善できる」と述べ、札幌延伸までは厳しい収支が続くという認識を示した。

 島田社長は、赤字の要因として①新青森―新函館北斗間の部分開業②開業30年を迎えた青函トンネルの修繕コスト③貨物列車との共用走行による管理費用の負担―などを列挙。これらの特殊要因を除くと収支は改善できるとし、「何らかの形で解決していかなければならない」と強調した。

 また、26年冬季五輪招致を目指している札幌市が、延伸開業を見越し、30年大会へ招致の切り替えを検討していることに関しては「建設主体は鉄道建設・運輸施設整備支援機構が行うので、前倒し可能かはお答えできる立場にない」としつつ、開催が決まった場合は「間に合うように全面的に協力していく」と語った。(時事)

(2018/5/17 13:30)

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