【電子版】香港行き全日空機、離陸前に機内に煙 4人不調

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  香港に向け離陸しようとしたところ機内に煙が充満し、搭乗橋に戻った全日空機（21日・成田空港、時事）

　21日午前9時50分ごろ、成田空港を離陸しようと搭乗橋を離れた香港行き全日空809便ボーイング767型機（乗客乗員137人）で、機内に煙が充満するトラブルがあった。同機は直後に搭乗橋に戻り、乳幼児を含む乗客全員と乗員を降ろした。乗客4人が体調不良を訴えたが、救急搬送はされなかった。

　国土交通省成田空港事務所や全日空などによると、機体後部にある電力供給などに使われる補助動力装置（APU）の煙が、客室や操縦室に入り込んだとみられる。同事務所などは詳しい原因を調べる。

　成田空港は一時、A滑走路が閉鎖されたが、他の航空機の運航に影響はなかった。（時事）