[ 政治・経済 ]
(2018/5/22 21:30)
弾道ミサイル迎撃能力を持つ米海軍のイージス駆逐艦「ミリアス」(全長153メートル、8230トン)が22日、米第7艦隊が拠点とする横須賀基地(神奈川県横須賀市)に到着した。北朝鮮のミサイル対処などを強化するための追加配備。同艦隊によると、同基地の米艦船は13隻体制となり、うち7隻が弾道ミサイルに対処できる。
ジェニファー・ポンティアス艦長は「ミサイル防衛により優れた能力を提供できる。非常に複雑な地域だが、任務の準備はできている」と述べた。
船体は「ベースライン9」と呼ばれる最新鋭の戦闘システムに近代化改修され、対空戦の能力も強化されている。巡航ミサイルトマホークも搭載している。ミリアスは同基地を母港とする原子力空母「ロナルド・レーガン」の打撃群としても作戦行動する。
横須賀基地配備のイージス艦は昨年、静岡県・伊豆半島沖とシンガポール沖で相次いで衝突事故を起こした。1隻が米本土で、もう1隻が同基地で修理中。(時事)
(2018/5/22 21:30)