[ ICT ]
(2018/6/18 14:30)
タイム・ワーナー(TW)の社名が新しい親会社AT&Tの下で「ワーナーメディア」に変更される。HBOやターナー・ブロードキャスティング、ワーナー・ブラザーズを抱えるTWの新社名命名は、ブルームバーグが15日入手した社内資料で分かった。AT&Tは14日、長期にわたる司法省との争いが決着したことを受けてTW買収手続きを完了した。
社名変更で「タイム」というメディア史上最も象徴的な名前の1つがほぼ消えることになる。タイム・ワーナーは1989年に雑誌出版大手タイムと映画・音楽・ケーブルテレビ(CATV)事業のワーナー・コミュニケーションズの統合が決まって誕生した。その後のスピンオフでタイムは昨年、メレディスへの身売りで合意。タイム・ワーナー・ケーブル(TWC)は2016年に米CATV会社チャーター・コミュニケーションズに売却された。メレディスは雑誌タイムの売却手続きを進めている。
今後ワーナーメディアを統括するAT&T幹部のジョン・スタンキー氏は資料で、メディア企業のタイム・ワーナーと元CATV会社のタイム・ワーナーの区別がつきにくいためTWの社名変更を決めたと説明した。ただチャーターはこの事業の名称を「スペクトラム」に変更している。(ブルームバーグ)
(2018/6/18 14:30)