【電子版】イーロン・マスク氏、タイ少年救出へチューブトンネル 技術者派遣

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  米テスラCEOのイーロン・マスク氏（17年7月、ワシントン＝AFP時事）

【シリコンバレー＝時事】タイ北部の洞窟で閉じ込められた少年ら13人の救出に向けて、米電気自動車メーカー、テスラの最高経営責任者（CEO）でベンチャー起業家のイーロン・マスク氏が支援を申し出た。現場の状況を確認するため、自身が率いる宇宙開発企業とトンネル掘削会社の技術者を派遣した。

　マスク氏は「やってみる価値はある」として、洞窟に直径1メートルのチューブを通して空気で膨らませ、脱出用トンネルをつくる案を披露。一方、タイ政府はフェイスブックへの投稿で、位置情報の追跡や水を送るポンプ、電源といった分野で、同氏から支援を受けるとの見通しを示した。

　マスク氏は、人類を火星に移住させる構想や地下トンネルを使った超高速交通システムなど大胆なアイデアで知られ、実現に向けて関連するベンチャー企業を立ち上げている。