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[ エレクトロニクス ]
(2018/7/30 05:00)
米クアルコムのジョージ・デービス最高財務責任者(CFO)は、米アップルは次期「iPhone(アイフォーン)」に同社製セルラーモデムを搭載しない公算が大きいとの見通しを示した。
デービスCFOはアナリスト向け決算説明会の発言テキストで、アップルが次期アイフォーンに同業他社のモデムを採用し、旧モデルにのみクアルコムのモデムを搭載するとの見方を示した。
アップルはどの製品に使うかを説明せずにサプライヤーから部品を購入することがある。モデムは携帯端末で電話をかけ、セルラーデータネットワークやインターネットに接続することを可能にする半導体。アップルはクアルコムのモデムを2011年から使用していたが、16年に米インテルからも供給を受け始めた。台湾の聯発科技(メディアテック)も無線モデムチップを製造している。
アップルとクアルコムは法廷闘争中で、アップルはクアルコムがモバイル半導体の支配的地位を不当に利用し、アップルを含む端末メーカーが不公平な技術ライセンス料を支払うことを余儀なくされていると主張している。(ブルームバーグ)
(2018/7/30 05:00)