[ ICT ]
(2018/7/31 15:00)
米ツイッターは、ソーシャルネットワーク上の会話の健全性を測る手法の整備に研究者と取り組んでいる。ライデン大学の研究者らが率いる有識者のチームが、人々がツイッター上の多様な意見をどれだけ認め、対話しているかを測る指標を開発する。ツイッターが30日にブログ投稿で明らかにしたもので、礼を欠く投稿や不寛容さを発見する指標の開発も目指す。
さらに同チームは、無礼ではあるが政治的な対話で重要な役割を果たし得る投稿と、ヘイトスピーチや人種差別主義など「民主主義を脅かす」不寛容な投稿を区別するためのアルゴリズム開発に取り組む。
ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアは、人々のコミュニケーションが同じような意見を持つグループとのやりとりに限定されることで生じるエコーチェンバー現象によって、政治的な分極化を助長していると非難を浴びている。
ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)は今年3月、ツイッター上で交わされる会話の健全性や開放性、礼儀正しさなどを測る方法について意見を公募。同社はその後、230件を超える提案を検討していた。(ブルームバーグ)
(2018/7/31 15:00)