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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/10/29 19:00)
【エルサレム=時事】トルコの最大都市イスタンブールで29日、新国際空港の開港式典が行われる。アナトリア通信によると、全面開業すれば年間最大1億5000万~2億人が利用可能。トルコ政府は、現在「世界で最も忙しい空港」とされる米アトランタの国際空港(年間利用者約1億人)を上回る利用客を視野に入れている。
イスタンブールの中心部から約35キロメートル離れた場所に建設された新空港は、開業当初は年間9000万人の利用に対応。国内、国際線が順次、運航を開始し、年末までに現在のハブ空港であるアタチュルク空港の全発着便を新空港に移す方針という。全面開業はトルコが建国100年を迎える2023年以降の見通しで、総事業費は100億ユーロ(約1兆2700億円)超。
新空港建設は、大規模なインフラ投資で景気底上げを図るエルドアン大統領の肝煎りの事業だ。ただ、最近の通貨リラ下落で建設コストが上昇し、利用が伸び悩んだ場合の資金繰り悪化が懸念されている。
(2018/10/29 19:00)