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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/11/26 15:30)
米ゼネラル・モーターズ(GM)がカナダで65年間操業していた工場が閉鎖の瀬戸際にある。計画に詳しい関係者2人によると、GMは26日にオンタリオ州オシャワ工場での生産打ち切りを公表する。関係者は匿名を条件に語った。自動車労働者を代表する労組UNIFORは、GMから再来年以降の同工場への生産割り当てはないと通知されたと明らかにした。
UNIFORは25日夜に書面で、「現時点で、2019年12月より後のオシャワ工場への生産割り当てはないとの通知を受けた」と説明。「UNIFORは今回の発表を受け入れない」とした上で、2016年に結んだ労働協約の「精神を守るよう直ちにGMに呼び掛ける」と表明した。
UNIFORによると、オシャワ工場の現在の従業員数は約2200人。かつてはカナダで最大の自動車生産施設の1つだった。GMカナダ部門の広報担当、デービッド・パターソン氏はコメントを控えた。工場閉鎖の可能性については、CTVニュースが先に報じていた。情報源は明らかにしていない。
GMのウェブサイトによると、同工場には2つの生産ラインがあり、1つは「シボレー・インパラ」と「キャデラックXTS」、もう1つは「シボレー・シルバラード」とピックアップトラック「GMCシエラ」を製造している。同社はオンタリオ州インガーソルとセントキャサリンズの工場も運営している。(ブルームバーグ)
(2018/11/26 15:30)