[ ICT ]
(2018/12/18 14:30)
【ニューヨーク=時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は17日、安全保障面から外資による買収案件を審査する対米外国投資委員会(CFIUS)が、米携帯電話3位TモバイルUSとソフトバンクグループ子会社の同4位スプリントの合併計画を承認したと報じた。複数の関係者の話としている。
合併実現には、米司法省と米連邦通信委員会(FCC)の承認も必要となる。Tモバイルは来年前半の合併手続き完了を見込んでいる。
同紙の取材に対し、Tモバイル、スプリント両社とCFIUSはコメントを拒否した。
ロイター通信は14日、Tモバイルとスプリントの親会社である独ドイツテレコムとソフトバンクグループが、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)製品の使用を見直す考えを示したため、CFIUSが今週にも合併を承認すると報じていた。
ファーウェイ製品をめぐっては、中国政府に機密情報が流出する恐れがあるとして、米当局が日本など同盟国に使用中止を要請しているとされる。
(2018/12/18 14:30)