[ ICT ]
(2019/1/5 09:00)
【ベルリン=時事】複数のドイツメディアが4日報じたところによると、同国の数百人の政治家や著名ジャーナリストらの個人情報がツイッター上に流出する大規模なハッキングがあったことが分かった。メルケル首相が被害に遭ったという情報もあるが、政府報道官は「流出した情報に重大なものはなく、首相関連もそうだ」と説明した。ハッカーは特定されておらず、政府は事態解明を急いでいる。
報道によると、住所や携帯電話番号に加え、身分証明書のコピー画像や、チャットの内容が流出したケースもあった。政治的な機密文書などの漏えいは現時点で確認されていない。
「芸術家、風刺家」を名乗るツイッター上の特定のアカウントが、個人情報へのリンクを投稿する形で拡散させたもようだ。同アカウントは4日時点で約1万8000人のフォロワーがおり、昨年からリンクを掲載していたとみられる。ただ、政治家らが漏えいを知らされたのは3日だったという。ツイッター社は4日、このアカウントを停止した。
(2019/1/5 09:00)