[ ICT ]
(2019/1/17 11:00)
【ニューヨーク=時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は16日、米連邦検察当局が中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)を企業秘密を盗んだ疑いで捜査していると報じた。まもなく訴追に向けた手続きに入る可能性があるといい、米中間の対立がさらに激化する恐れが出てきた。
同紙が関係者の話として報じたところによると、ファーウェイは米携帯電話大手のTモバイルから、携帯の品質試験に関する技術を盗んだ疑いが持たれている。Tモバイルはこの問題をめぐり2014年にファーウェイを提訴し、17年にTモバイル側が勝訴している。
米の要請を受けたカナダ当局が先月、ファーウェイの孟晩舟副会長を逮捕したことから、米中対立の大きな火種となっている。米政府はファーウェイ製品を通じて中国政府に機密情報が流出する恐れがあるとして、日本などの同盟国に使用中止を求めているとされる。
(2019/1/17 11:00)