- トップ
- エレクトロニクスニュース
- 記事詳細
[ エレクトロニクス ]
(2019/2/6 11:00)
フランス政府は米ゼネラル・エレクトリック(GE)に5000万ユーロ(約63億円)の制裁金を科す。新規雇用の創出が、アルストムのエネルギー事業買収の承認を受ける条件として約束した水準の3%未満にとどまっていることが理由。
GEはフランスで1000人の雇用創出を約束したが、過去3年間では25人の純増に終わったと、ルメール経済・財務相は5日の発表文で述べた。制裁金が産業育成目的の国営基金に納められることや、GEがフランスで再生可能エネルギー事業の育成を計画していることも明らかにした。
GEは短期間で2度の最高経営責任者(CEO)交代や電力部門での1万2000人の削減計画など、本国での不振を背景に様変わりしている。フランスでの問題は、こうした苦境に追い打ちをかけている。
フランスでは約1万6000人を雇用しており、これには再生可能エネルギーやヘルスケアなどの分野が含まれる。(ブルームバーグ)
(2019/2/6 11:00)