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ネーミング大賞、喜びの声 ネット時代の重要性再認識

(2019/3/8 05:00)

  • 歓談する受賞者ら

7日に開かれた「第29回読者が選ぶネーミング大賞」(日刊工業新聞社主催)の表彰式では、受賞企業から「本当にうれしい」「今後の励みになる」といった喜びの声が聞かれた。ネット時代を迎えて、ネーミングを含めたマーケティングの重要性が高まっていることを再認識する場にもなった。

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キリンビールの木村正一マーケティング本部マーケティング部ビール類カテゴリー戦略担当ブランドマネージャーは「受賞はうれしい。社名を名称に使った本気度を、お客さまにも評価してもらっている」と喜びを語った。

オタフクホールディングスの大内康隆広報部部長は「広島を訪れたら広島駅直結のOKOSTAで広島文化のお好み焼きを作る楽しさとおいしさを体験してほしい」と話した。中村製作所の山添卓也社長は「地元の伝統技術を用いたことでいろんな人が応援してくれた」と笑顔を見せた。

「9年連続受賞してきたが、とうとう(ビジネス部門)1位をとれて、とてもうれしい。次回もいいネーミングを考えて、連続受賞したい」と、新たなチャレンジを誓ったのは岩田鉄工所の岩田勝美社長。キャニコムの包行均会長も「ビジネス部門の1位は逃したが、13年連続で受賞できたことは、これからの励みになる」とした。

田中工機の田中博社長は「20年ほど前の自社ブランド立ち上げの際からネーミングを意識してきた。受賞の効果で、商品名が先行して当社のことを知ってもらいありがたい」と、今後の広報・宣伝効果に期待を示した。

「受賞したのは驚き。分析機器業界でユニークなネーミングはまれだと思う。今後、性能アップに尽力していく」と話すのは相馬光学の浦明子社長。第一生命保険の南部雅実取締役常務執行役員は「『ジャスト』のネーミングは練りに練ったもので、ぴったりな商品名に仕上がったと思っている」と自信を見せた。

(2019/3/8 05:00)

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